2024年11月29日、ホテルニューオータニにおいて、クライアントの方々をお招きし、MHMセミナーを開催いたしました。セッション1では「スタートアップ実務の新展開」をテーマに、セッション2では「個人情報保護・サイバーセキュリティ法制の最新動向」をテーマに講演・パネルディスカッションを行いました。

セミナーおよびレセプションに多くの方々にお集まりいただき、当事務所一同深く感謝申し上げます。

日本政府はスタートアップを経済成長のドライバーと位置づけ、財政・規制の両面から様々な施策を講じています。スタートアップが経済成長に裨益する規模に成長するためには、市場をグローバルに据え、グローバル水準の資金調達及び人事戦略を展開する必要があります。他方、伝統的日本企業とスタートアップがM&Aを通じて相互の強みを掛け合わせ、伝統的日本企業が蓄積してきたリソースを更なる成長につなげていくこともまた、日本経済にとって重要です。
本プログラムでは、スタートアップ実務の最前線で活躍する専門家をパネラーとして迎え、日本からグローバル・スタートアップを生むプラクティス、また、伝統的日本企業とスタートアップと双方が強みを発揮できる企業結合について、ディスカッションを行いました。

第1部「グローバル・スタートアップのための資本政策と資金調達」

■パネリスト：
伊藤 錬 氏 (Sakana AI株式会社 共同創業者COO)
久米 健太郎 氏 (Chordia Therapeutics株式会社 CFO)
石田 幹人 (森・濱田松本法律事務所 弁護士)
石橋 誠之 (森・濱田松本法律事務所 弁護士)

■モデレーター：
飯島 隆博 (森・濱田松本法律事務所 弁護士)

近年、個人情報保護及びサイバーセキュリティ関係の話題に事欠くことはありません。個人情報保護法の関係でいえば、2025年の改正に向けて、2024年6月末に中間整理が公開され、関係団体との調整を含め、今までに見られなかった水面下の動きも多く発生しています。また、サイバーセキュリティの関係でも、ランサムウェア攻撃を含む様々なサイバー攻撃事案が話題となるとともに、内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター（NISC）の改組や、能動的サイバー防御検討のための有識者会議が始まるなど、政策面で大きな動きを見せつつあります。本プログラムでは、個人情報保護やサイバーセキュリティに関する第一線の専門家をパネラーとして迎え、これらの最新動向についてディスカッションを行い、理解を深めました。

第1部「個人情報保護法」

■パネリスト：
曽我部 真裕 氏 (京都大学大学院法学研究科 教授)
関原 秀行 氏 (LINEヤフー株式会社 CPGO (チーフプライバシーガバナンスオフィサー))
田中 浩之 (森・濱田松本法律事務所 弁護士)

■モデレーター：
北山 昇 (森・濱田松本法律事務所 弁護士)

第2部「サイバーセキュリティ」

■パネリスト：
永野 秀雄 氏 (法政大学人間環境学部 教授)
小山 覚 氏 (NTTコミュニケーションズ株式会社 部長）
嶋村 直登 (森・濱田松本法律事務所 弁護士)

■モデレーター：
蔦 大輔 (森・濱田松本法律事務所 弁護士)